みっちゃんへ　ロッキー通信10月号

みっちゃん、次号「ロッキー通信」のネタ、どうしよう？

そっか、黄葉ね。
それでいきます！

カナディアンロッキーの黄葉ってね、黄色と青空のコラボがすごく映えるんだよ。

あ、やっぱりイメージしてる色がお互いに違ってるね(笑)

カナダ国旗のカエデの樹って、そのほとんどがカナダ東部。

「メープル街道」っていう、ナイアガラ滝→トロント→モントリオール→ローレンシャン→ケベックと続く800キロは紅葉で有名なルートなんだって。

ぼくは一度も見たことないよ。だって、メープル街道は遠すぎるんだもん。

飛行機に乗ってるだけで6時間、自宅からだと8時間もかかる。時差だって2時間あるから。

ぼくの住むカナディアンロッキーは、日本のカラマツやポプラと似た樹が秋の主役。

カナダ東部とは樹の種類も色も違うの。

日本やカナダ東部の紅葉って赤やオレンジ、黄色のグラデーションが美しいけど、「黄葉」はホントに黄色だけ。

日本からの皆さんにはそれが印象深いらしい。

夏に来たゲストさんたちも、次は黄葉の時期に再訪してみたい！っていう声が多いんだよ。

黄葉と同じタイミングで雪が降って青空になると、こんなにプライスレスな景色になることも。

黄色と白と青の珍しいコラボ。

雪面からの強い照り返しがあるから、ぜんぜん寒さを感じないよ。

このときも25度くらいまで上がったから、夕方にはすっかり解けたし(笑)

数時間だけの価値ある景色だった。

早ければ9月中旬から色付き始めるけど、ピークは3週目くらいになることが多いかな。

もちろん、自然現象だから時期がズレたりもするけど。

「イエローナイフ」という緯度が高い都市でオーロラを観て、

その後にカナディアンロッキーで黄葉を楽しむというカナダ旅行が人気なの。

8月中旬～9月下旬も観れるんだけど、日本ではまだまだ認知度が低いね。

大袈裟な防寒具の必要ないオーロラと黄葉の組み合わせで、6泊8日の旅が基本パターン。