“お金は働けば取り戻せるけど、時間だけは戻せない” 日本人の個人ガイドと遊ぶカナディアンロッキーのトレッキングツアー。

5億年前のカナディアンロッキーは海底だった

 
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1965年生まれ。北海道旭川市出身。カナダのバンフで日本人旅行者のトレッキングツアーを主宰。特に山歩き初心者さんが安心できる引き出しは豊富。楽しいコト→ キャンプ、バードウォッチング、ワイン、日本酒、芋焼酎、カラオケ、本読み。

仮想トークショーのようなブログを書いてみました。

カナディアンロッキーはかつて海だった。

山中で発見された古代の化石が、世界遺産にまでなった

そんな、ある意味マニアックな内容を、知らなかった人や興味ない人にも分かるように伝えてみたくて。

以下、仮想トークショーの始まりです!

田中

この講演の登壇者はバージェソキータ氏。

5億年以上も過去の海底に暮らしてた方で、今は化石でしかお目にかかれません。

プロフィール:

バージェソキータ氏

5億4100万~4億8500万年前の海底で活動。

1900年代の初め、化石としてカナディアンロッキー山中 (標高 約2300m)で見つかる。

世界自然遺産にもなった「バージェス頁岩けつがん(Burgess Shale)」の貴重な化石証人のひとりとして、日本にも幅広い年齢層のファンが多い。

彼を含む古生代カンブリア紀の化石が、なぜ貴重なのか、どのように生まれたのか、そんなお話をしてもらいます。

サラッと読めば5分、
じっくりでも8分くらいで読めます。

 

恐竜よりもずーっと前の時代

ステージ中央のマイクの前に化石が運ばれると、ゆーっくりと声が聞こえてくる。

 

よっこら しょ・・・

皆さん、お初にお目にかかります。

わしは、
バージェソキータと申す者ですわ。

ややこしい名前ですまんのぉ。

わしが生きておったのは、5億年以上も前のこと。

皆さんよくご存じの、
恐竜たちの3億年くらい先輩になりますか。

当時はこんな姿じゃった。

あの頃、陸地にはだ~れもおらんでのぉ。オゾン層とやらがない時代は有害な紫外線だらけ。

み~んなが安全な海で暮らしておったんじゃよ。

当時のカナダとアメリカは赤道のすぐ下。ほど良く温かくて海底までは100mくらいの浅い海じゃった。

世界地図も大陸の様子も、ほれ、ご覧のとおり。今とはぜんぜん違ってた。

「古生代のカンブリア紀」って呼ばれとります。

5億4100万~4億8500万年前の時代じゃ。

それまでの時代、
海の生き物なんて100種類もおらんかったらしい。

それがカンブリア紀には1万種以上にもなったというから、生物の進化史上では劇的な出来事。

「カンブリア爆発」と呼ばれる時代に、わしらは生かされておったのですわ。

 

それぞれの暮らし方

後に「バージェス動物群」と呼ばれるわしらは、それぞれ得意とする生き方があってのぉ。

例えば、わしは海底の泥や砂にもぐって暮らす」のが得意じゃった。

泥の中の有機物をあさったり、もぐって身を隠しながら他の生き物を待ち伏せして捕えたり。

わしの他にもそんな奴らはたくさんおった。

わしらが動き回ることで海底の物質が海に混ざるから海水の成分も変わってきたそうな。知らん間に海水を豊かにしてたみたいじゃ。

他にも「泳ぐ」のを得意とする奴ら。「くっつき合って」ゆらゆら生きる奴ら。

たくさんのあしを使って海底をチョコチョコ動き回る奴らなんかもおった。

ほれ、「三葉虫さんようちゅう」って聞いたことあるかのぉ? 彼らがまさに代表的じゃ。

そうそう、奇妙奇天烈きみょうきてれつな姿で人気者の「ハルキゲニア」

奴らもまた、海底をチョコチョコと這いまわって生きておった。

 

小さくて可愛い!

ところで、
カンブリア紀に生きていたわしらは、皆さんが思うとるほど大きくない。

例えば、わしは 2~5cm くらい。
カワイイじゃろ?(笑)

他の生き物たちも同じように小さい。わしなんかでも平均的なんじゃよ。

五つ目で人気の「オパビニア」でさえ大きなイメージらしいが、実際には4~7cm くらい。(長く伸びた手を除く)

そんな中でひときわデッカイのは「アノマロカリス」じゃ。

当時としては最大の60~100cm以上もあった。獲物を見つけるための眼や三葉虫の殻を噛み砕くほどの歯まで持っておった。まさに最強の王者よ。


 

タイムカプセルとして海から浮上

ある日のこと、
100mくらいの巨大な壁が崩れだし、大量の土砂が海底を埋め尽くしたんじゃ。わしらは一瞬で飲み込まれ密閉されてしもうた。

やがて、わしら全員はロッキー山脈の造山活動と共に、海底から2300m以上の高さにまでゆっくり浮上してきたのじゃ。

この写真の赤いラインの辺りじゃのぉ。

タイムカプセルのように5億年を経て、化石として見つけてもろうた。

 

世界遺産になった化石たち

なんでも、わしらの化石っていうのは世界遺産にもなるほど特殊らしい。

他の化石は
殻とか骨とか歯とか、
硬いものが普通らしい。

でも、わしらの化石は「軟らかい組織」

例えば、
内蔵、食道、唇、毛の束、毛細血管や肛門とか、

化石で残るはずのない箇所までもが、5億年前のままでハッキリと保存されているんじゃと。

ほれ、わしの化石も毛の束がいくつあったとか、口がどうなっていたとか、どっちが頭でお尻でとか、

食べていたものまで体内で化石になっていたから、暮らしぶりまで分かってもらえた。

実際に世界遺産になっておるのは、化石が未だに大量に埋もれているであろう場所のことを指しておる。

ヨーホー国立公園のエメラルドレイクから遠望できるその場所は、カナディアンロッキーでも超が付くほどの特殊保護区域。

パークスカナダが主催するツアーに参加することで、初めて入山が認められるのじゃ。

 

ページの岩

わしら海の生き物たちを一瞬で飲み込んだ、あのときの土砂崩れは、「バージェス頁岩けつがん」と呼ばれる岩になった。

カナディアンロッキーの地層でもすご~く特別な岩でのぉ。

薄い層がたくさん重なって、剥がれやすくなっておる。

頁岩けつがん」という漢字は、(本の)ページの岩と綴るらしい。

日本人のそんな感性がいいのぉ。

 

化石を探す日本語ツアー

最後は宣伝になるのかもしれんが、わしは頑張ってる奴が好きじゃから。

田中康一たなかこういちという男を紹介させてください。

彼は「化石を探しに行くツアー」を担当できる、カナディアンロッキーでは数少ない日本人ガイドじゃ。

わしらの気持ちを理解しようと、かなり勉強してくれとるよ。

彼と一緒に化石を探しに行くのも良し、貴重な化石展示に連れて行ってもらうも良し。

頁岩を剥がした際に溢れ出す、5億年前の空気感! 太古に想いを馳せながら、思いっきり吸い込んでみてください。

この男ならいろいろ楽しませてくれますよ。

ご静聴、有難うございました。
またお会いしましょう。バージェソキータでございました。

 

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