日本の山は修行、カナダはレクリエーション
とても困ってます!
ぼくの大事なゲストさんたちが、日本のお友だちから大きな誤解を受けてる・・・
「カナダなんだから、日本の山よりずっと大変なんだろうね」
「日本の山では物足りないからカナダで登るの?」
大好きなカナディアンロッキーを共有したいだけなのに、お友だちから言われるのはそんなことばかり。
日本人が抱きやすいのは「登山=苦行」のイメージ。
ゴツゴツした岩肌ばかりが目立つカナディアンロッキーは、さらにツライ登山を想像してしまうのかな?
実際には楽しいレクリエーション(山遊び)なんですけどね(笑)
カナディアンロッキーの一般的なハイキングについて、
日本の登山との違いを交えながら、持論を書いてみました。
3分で読めます。
「カナダは遥か彼方じゃない」
カナダ旅行のENJOYアドバイザー、田中康一のブログへようこそ。 https://tanakaworld.com/
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
こんなことを書いてます
日本では修行
「日本の山では物足りなくなったからカナダの山に登るの?」
いえいえ、まったく逆です!
日本の山登りでは厳しいかなって思う人こそ、カナダでハイキングをしてもらいたい。
だって、頂上を目指す登山じゃないから。
日本には「山岳信仰」という言葉があるように、山そのものをご神体とみなしたり、
神や仏を崇め拝むために山を登る、修行者たちの存在が根強くありました。
だから、楽しむための登山ではなく修行や苦行が当然なのです。
奈良県の三輪山は 大神神社のご神体として、神や仏を拝むために登る山。
スマホ撮影や水分補給以外の飲み食いなどは禁止。
笑顔でワイワイお喋りしながらなんて、もってのほかなんだとか。
こちらは言わずと知れた富士山。
登山道は急勾配でそのまま頂上へと続きます。
カナダはレクリエーション
それに対し、カナダの山歩きはレクリエーション(山遊び)
老若男女、誰もがムリなく登れる「トレイル(登山道」を作り、そのほとんどは頂上に繋がりません。
終点は頂上ではなく、美しい湖や高原のお花畑だったりするんです。
例えば、
以下はぼくのツアーでも頻繁に行ってるハイキングのコースマップ。
険しい岩壁に囲まれてますが、実際に登り下りするのはその麓です。
①の湖(レイクオハラ)をスタートして、②の湖(シェーファーレイク)を経由し③の湖(レイクマッカーサー)が終点。
先日も、10歳の男の子とそのご両親(お父さんは人生で初めての山歩き)で一緒に遊びました。
ヘルメットやロープなど特殊な道具を使うこともなく、
二本足だけで歩けるのがカナダのハイキングです。
さらには小動物もたくさん!
リスが立ち上がってポーズをとってくれたり、
ナキウサギが駆け回り、マーモットが出迎えてくれたり。
何度も写真を撮りたくて立ち止まってばかり。ぜんぜん進まない(笑)
カナディアンロッキーの山歩きは、「ハイキング」という山遊びなんだと思ってください。
今回のまとめ
カナダにも登頂を目指す、Alpine mountaineering や Climbing、Scramble(スクランブル)などの言葉はあります。
でも、ぼくが広めたいのは一般的なカナダの「ハイキング」
過去にもこんなブログを書きました。
今日のブログは、さらに視点を変えてみました。
「苦しい山登り」
「苦行のような登山」
固定感が強い人には、一朝一夕で解けない呪縛かもしれません。
でも、その誤解を緩めることが出来たら、
カナダで山歩きしてみたいなぁ って人が増えるかも。
ぼくの大事なリピーターさんたちが、帰国後に楽しくお土産話をする機会が増えてほしいなぁ。
そのためにも、視点を変えながら何度も地味に発信していきますね。
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