個人ガイドと遊ぶカナディアンロッキーの日本語ハイキング、トレッキングツアー

きゅうちゃんから教わったこと

 
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1965年生まれ。北海道旭川市出身。カナダのバンフで日本人旅行者のトレッキングツアーを主宰。特に山歩き初心者さんが安心できる引き出しは豊富。楽しいコト→ キャンプ、バードウォッチング、ワイン、日本酒、芋焼酎、カラオケ、本読み。

私の過去の涙や痛みは、
この景色を見るためだったのかも!

足の激痛と戦う毎日だった人が、5年前に人工股関節を身体に埋める手術とリハビリをこなし、ようやくそこから解放された。

歩けることが楽しい!
歩けるこの足が愛しい!

行けないと思ってた場所へ行こう。

やりたいと思ってたことをしよう。

45歳で人生の第2ステージを歩き始めた、そんな女性をぼくは知ってます。

大分県から来てくれたその彼女が、カナディアンロッキーのハイキングに挑戦してくれました。

ぼくが感じたことを文字に残したくて書いたブログ。

6分で読めます。

 

「カナダは遥か彼方じゃない」

カナダ旅行のENJOYアドバイザー、田中康一たなかこういちのブログへようこそ。
https://tanakaworld.com/

 

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

 

臼蓋形成不全きゅうがいけいせいふぜん

Twitterのお友だち→ 「きゅうちゃん」こと安藤恵美あんどうえみさん。

救急車で運ばれたことがあるから「きゅうちゃん」(笑)

彼女は 臼蓋形成不全きゅうがいけいせいふぜんっていう歩行が困難な障害を持ちながらも、現在は人工関節で歩くことが出来てます。

骨盤こつばん→ お尻や腰まわりを支える骨。身体の中心を支えてます。

大腿骨だいたいこつ→ 足の付け根からひざまでの太ももの骨。体重を支えたり、歩いたり走ったりするのに欠かせません。

人間は、このふたつの骨がバランス良く噛み合うことで自由に足を動かすことが出来るのですが、

臼蓋形成不全きゅうがいけいせいふぜん は、ふたつの骨のどちらかに奇形が起こり、その噛み合わせに異常をきたし激痛を引き起こします。

きゅうちゃんと出会うことがなければ、ぼくが目にすることも聞くこともなかった言葉です。フリガナがないと読めません。

彼女の場合は左足側の骨盤に奇形があったことで、大腿骨の先端が変形。

痛いのが当たり前、歩けなくて当たり前という生活を45年間もしてきたそうです。

本人が書いたブログからその様子を知ることが出来ます。

 

初めての山歩き

そんなきゅうちゃんと一緒にハイキングをすることになりました。

彼女がカナディアンロッキーの旅行を実現してくれたからです。

もちろん、初めてのカナダ、初めての山歩き。

結果的にきゅうちゃんは、ぼくが設定した以上の高さまで登り、未知の領域を広げるほどの感動を得てくれました。

彼女がどれだけ喜んでくれたのかは、冒頭の言葉とこの動画で伝わってきます。

表情を見ればムダな補足は要らないですよね。

 

下山の負担を考えると

でも、そこに辿り着く途中で、

何度も引き返そうと悩んだことも加えておきます。

登るだけなら時間をかければ登れるんだけど、下山の負担を考えると・・・

登りに費やした距離は6Km・4.5時間。

標高差はナント500m

山を登る+下ることは、日常生活と異なり太ももとお尻の筋肉を多用します。

そう、きゅうちゃんの痛みの原因となっていた「骨盤と大腿骨」を覆う筋肉です。

実際に、登りの2Km過ぎから「足がつりそうになる」ような感覚も。

何度も何度も立ち止まったり、腰かけて大休止したり。

壮絶に美味しくないプロテインバーが、さらに追い打ちをかける?(笑)

最終的にぼくが終点までの続行を決断できたのは、

「私、最後まで登りたい!」

そう叫んだ、きゅうちゃんの前向きな言葉と表情でした。

 

出来るうちにやりたい

以下は、彼女のブログに書かれてた言葉です。

足が不自由な時は、やりたくてもできないこともありました。

でも、できるなら、その時にやっといた方が絶対いい。

わたしは歩けるようになったけど、また、いつ動けなくなる日が来るかもわからない。

だから、自分の欲求には正直に応えていきたいなと思う今日この頃です。

もしも、下山時にきゅうちゃんが歩けなくなってたら、

もしも、負担がかかることでケガや事故に繋がってたら、

間違いなくぼくは自分の判断を悔やみ責めたと思います。

あのとき、登りを続行させた判断が正しかったのかどうかは今後も頭から離れないと思います。

でも、
辿り着いた後の彼女の表情や、

その後の会話で聞こえてくる弾んだ声、

周りに対する感謝、

それらを同じ場所で共有できたぼくは、とってもシアワセだったと心から思えるのです。

 

フツーを意識するということ

歩いたり、走ったり、跳びはねたり、座ったり、

今のぼくは当たり前のように出来てます。

明日も来年も5年後も、山歩きのお仕事を続けたいって思ってます。

現時点では、それが自分のフツーだと思い込んでいるから。

でも、今までと決定的に違う感覚は、

そのフツーを強く意識したいと思うようになったこと。

歩けることが楽しい!
歩けるこの足が愛しい!

手術とリハビリで歩けるようになったときの、きゅうちゃんの言葉です。

その言葉をぼくは何度も噛みしめていきたい。

自分の周りにある、いろんなフツーを意識していきたい。

今回、きゅうちゃんから教えてもらったことです。ありがとう!

平穏無事であることへの感謝を再確認できました。

 

 

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